GS音源の名機であるSC-88pro。今の30代~50代のDTMerが使用していた音源モジュールの中で、もっとも多かったのはYAMAHAのMU50、もしくはRolandのSC-88proではないかと思います。
そのSC-88proがiphoneやipadで使用できるアプリがあるのはご存知でしたか?
この記事ではSC-88proのアプリバージョンである「SOUND Canvas for iOS」についてご紹介させていただきます。
SC-88proとは?
SC-88Proは1996年にRoland社から発売され、DTMer達に愛されたGS音源の一つです。
32パートで64音、1117音色内臓。リヴァーブやコーラスなどのエフェクトもついているPCM音源搭載のMIDI音源です。
PCM音源が搭載されている音源モジュールは数多く存在していますが、特にこのSC-88Proのハード音源は、中古市場出回っている今でも人気商品のため、Roland社がiOS板で「SOUND Canvas for iOS」として復活させました。(音色のマップはSC-8820を使用)
SOUND Canvas for iOSの使い方
外部音源として使用する
IK Multimediaの「iiRig MIDI 2」を使って外部音源として使用します。
VSTも便利ですが、iphoneやPADでハード音源と似たような使い方が出来るのが嬉しいですね。
ネット上にあるMIDI音源を、このアプリを使って試聴したりする事もできます。
SC-88proアプリの主な仕様
- 最大同時発音数:64音(ボイス)
- パート数:16パート
- 対応フォーマット:GS / GM2 / GM /
- 音色マップ:4種類(SC-8820, SC-88Pro, SC-88, SC-55)
- プリセット音色数:1600音色
- ドラムセット音色セット:63ドラムセット
- 音色互換:GS / GM2 / GM /
- 搭載エフェクト
- Reverb:8種類
- Chorus:8種類
- Delay:10種類
- 2Band EQ
- EFX:64種類
SC-88proアプリまとめ
あの名機がアプリで蘇るなんて当時のDTMerには懐かしさや嬉しさを感じられますね。
今は制作で使用する音源のほとんどがソフトになっている時代ですが、昔の音源がアプリになって、しかも外部音源として使用できるのが嬉しいですね。
このアプリでSC-88proを使ってDTMに没頭していた頃の自分を思い出しながら使用してみるのもおすすめです。
SOUND Canvas
Roland Corporation¥2,400posted withアプリーチ